[広げられた竜の翼は、獅子を呑まんとして詰められる。側面から撃つ形になれば、陣は些か有利にもなる。────が。正面への勢い>>177が想定を僅か超えていた。帝国騎兵の勢いが止まることはない。これこそはノトカー・ラムスドルフの遺した勇猛であり、カレル・フォン・ブラオクヴェレの遺した果敢であったか。獅子の牙に対し、竜の爪が獰猛に振るわれる。中央は僅か押されて膨らみながら、尚も混戦の只中にある。遠く、竜の炎>>123が時折獅子らを横撃するも決定打には未だ遠い]