― 回想・階段 ―[事情を知らない者からすれば少女の謝罪は唐突だっただろう。>>106それに対して羊飼いの少女は謝る必要はないと言うが少女は俯いた。羊飼いの口にした約束という言葉にまた涙がひとつ零れた。]リーザとの約束を…、ペーターは守る為に…?そう、教えてくれて有り難う。[矢張り少年は少女の為に犠牲になったのだと少女は確信を得る。]