………。
おれには、アナタには弔いたいという意志が見えなかった。
[いや、違う。見えていた。
だけどそう言って、自分の罪悪感から逃げようとする。
眉を顰めたのを見て、彼女がわからないと何度も言っていた>>175のを思い出す。―もう意味を教えることもないだろう。
全部姉の受け売りだった。こんなにおれが賢いはずがない。]
――出たな。
[ようやく出た。
ああ、やっぱりそうじゃないか。
だったら、エディを弔う資格なんて。
彼女は死を笑っていたわけではない。
確かに彼女には資格があった。]
[アールヴァクの方に気を取られて、アルスヴィズの行方ばかり気にして、弾丸の行き先を見なかったから、その弾が彼女のどこに突っ込んで行ったかなんてわからなかった>>175。]