人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


天の子 マレンマ

― 箱舟 ―

[霞みざらつき、ほとんど色の無い視界を、鮮やかに横切るものがあった。
傷つきながらも飛ぶ複葉機、包む光はあたたかな白。>>169
鼓膜を揺らした呼び名に、微笑む。]


       手を、離さないで……いてほしかった


[唇だけが分からぬほどに動く。]

(184) 2017/11/05(Sun) 21:41:38

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