― 第二エリア側メインサロン入り口 ―
[メインサロンから通路に出ると、入り口の側で男>>25が立っていた。一見して人を待っている風でもなし、まるでメインサロンに入るのを躊躇っているように見えた。]
(なんだ?コイツ…)
[すぐに名簿を調べると、ツェーザル・レジストという名を確認できた。
それは獣の直感だろうか、
なんとなく男の挙動が気にかかり、訝しげに眺めていたので、流石に男もこちらの視線に気付いたかも知れない。
幾らか言葉を交わしただろうか、そうでなければ相手に訝しげな視線を投げかけたまま、その場を立ち去った事だろう。*]