[応接室の扉があいている
其処には瀕死のユーリエと、怪我をしているローレルと。他軍人さん達がいたろうか
どこか苦しげにローレルに何かを語っている彼女>>180
其れを見れば私は察する
ああ。もう彼女は長くない]
……
[死にゆく人の。呼吸が段々小さくなるのも
知っているの。しっているの
だから彼女が喋るのを邪魔しない様に見守る
アルビノの容貌、美しい人――彼女が、ユーリエなのだろうか
オズワルドとは親交深かった、と思うから。彼に近くで話をしてあげてと言わんばかりにそっと背中にとんとん
手で合図してみたけれどどうだったかしら]