[ニコラスに綺麗事>>178と言われても、全く動じず鼻で笑う。]
当たり前だろ?
誰かを手にかける覚悟がなければ、わざわざ人狼がいるなんて宣言はしない。人狼への対処は、唯一処刑しかないと思っているからな。
そしてニコラスが言う通り、間違えて無辜の人間に手をかける可能性は十分ある。だが俺は、それすらも了解の上で人狼を探すつもりだ。
[ここで突然ニコラスから僅かに顔を逸らし、何処か遠くを見つめるような視線で述懐を始める。]
長い冬の間、皆で助け合わなければ生きていけない白銀の村で、ゲルトが無残な姿で発見された直後から、もう村としての機能も信頼もがたがたにぶっ壊れてるんだよ。
例え人狼を見つけて、表向き平和が訪れたとしても、もう二度と以前の村は戻ってこない。
[残った右目にぎらぎらと底光りをするような暗い感情を湛えて、ニコラスに思いを突きつける。]
ここにいる全員を殺せば村は守られる>>122なんて、甘っちょろいことは金輪際口にするんじゃねえ!