先生すみません、お邪魔します。
[こっそりと形容するようにそっと担任の部屋までくると、ほんとに邪魔にならないようにさっと風呂を借りる。
裸になって真っ先に視線が落ちるのは自分の胸。
男子生徒とは呼べなくなる程度に膨らみかけたそこを見る度に溜息が落ちる。
現状男でも女でもない、どっちつかず、中途半端。]
…どっちになるのがいいんだろう。
[将来的な事や可能性を考え出すときりがない。
数分ぼんやりと佇んでいたが、お風呂が借り物だというのを思い出しては慌てて体を洗い流し、担任に礼を言ってから部屋に戻るのだった*]