[固唾を呑まずとも、彼らの力量は肌で知っている。 自身は王より半歩下がったところで、顛末を眺めるだけで良い。 光と光>>169、光と闇>>161 蒼穹の天を輝きが疾り、刹那だけ瞳を細めた。 縦長の瞳孔は普段以上に絞られて、糸のよう。] 門守如きでは話にもならんな。[率直な感想は不遜な代物。 刃に砕けた光を見届ければ、勇者の落下先を追うことなく門番の消えた向こう。閉ざされた玄関へ。直後、視線は王へと流れ、伺い。 納得を置き去りにした奇妙な共闘は、まだ始まったばかり。*]