神が護ってくれるはず、か――。
[ニコラスたちと一通り会話を終えれば、それそろ片付けを始めようと息を吐く。元々口が悪いせいで胡散臭いと言われることもよくある、というかしょっちゅうだが、何だかんだで村の人々には神父としてそれなりに信頼されているのだった。
そう言えばまだ自分が神父になり立ての頃、熱心に教会に来ていた少年>>178も居た。確かアルビンとか言っただろうか。彼には何故か妙になつかれ、見かけるたびに無邪気に慕われていたものだった。
そう言えばいつからかあまり顔を見なくなったが、今はどうしているのだろう。]