[ 剣を手に、テオドールは並んだ少年を見おろす。 ] お前に家には、門はついていないのか?[ 目を細めて少し口元を上げた。 ] 門は何の為にある? 悪漢が家に入って来ない為じゃないのか? ならば、それを壊したらどうなる?[ どうなるのだろう? テオドールも知らない。 ただ、それが首魁討伐前ではマズイことは分かっていた。 ] 好きにしろ。 これから起こる事は、俺も見た事がない「未来」だ。 どうなるかは知らん。