人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔王 テオドール

[ 剣を手に、テオドールは並んだ少年を見おろす。 ]

 お前に家には、門はついていないのか?

[ 目を細めて少し口元を上げた。 ]

 門は何の為にある?
 悪漢が家に入って来ない為じゃないのか?
 ならば、それを壊したらどうなる?

[ どうなるのだろう?
 テオドールも知らない。
 ただ、それが首魁討伐前ではマズイことは分かっていた。 ]

 好きにしろ。
 これから起こる事は、俺も見た事がない「未来」だ。
 どうなるかは知らん。

(183) 2014/04/09(Wed) 23:55:42

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