「ところで、ご存知ならお聞きしたいのだが、先だって、司令官を務めあげたルヴェリエ殿と親しいとお聞きしたが、ルヴェリエ殿は国家元首へとなるつもりはあるだろうか?……あるいは、貴君がそれを目指されるか?」
[今までのすべてが前座であったとでもいうように静謐とした声が響く]
「今後いろいろと連邦の方針が変わっていくだろう。そしてそれを落ち着かせるには五年。そして定着させるのには二十年はかかるだろう。その間の国家元首が愚か者や実情を知らぬもの、変に欲をかく者では困るのだよ。もし、ルヴェリエ殿や貴君がなるというならば私は支援しよう。」
[先に優先的にあがる存在としての二人がなる。というならば支援をするとはっきりと言い切る]