[氷の欠片は幾つもの方向に分かれて流れていくが、ツィスカが見ているのはひとつの方向だけだ。その、流れの先にいるだろう相棒へ向けて、ただ、黙って手を広げた]……うおっ[鞍の上にどしゃっ、と落下してもあんまり痛くないようにである。やがてもそもそと起き上がると、呆然と目の前の光景を見渡してから、]…………や、やったぞー!![とりあえず叫んでやることにしたのだった**]