俺に釘をさしにきたわけではないのならば…惚気か?
[嘘ではない、だが額通りの意味でもない。当時はそう受け取りながら茶化すように答える]
というかな。あれはお前の趣味じゃないなら戦闘奴隷か何かか?ま、込み入った事情があるならば深く聞く気はないがな。
[竜人がいることについてどうこういうよりも、その竜人が鎖で繋がれているほうに目に言ったため、そちらの疑問がつい口に出るが、それについて何か返事があったか。
口にはしなかったが、軍はどう思うか?とあれば、「向いてる方向が偶然一致した集団」と思っていた。その意味ではよくも悪くも向く位置をばらばらにしないだけの実力が、あるいは運が指揮官にはあるとみていいのだろう。
この男の言葉一つとってもそうである。そしてそれは後に、己の眼前で行動によって示されることとなったのであった**]