来たか...!
[ 高度をとり、グリフォンの機動力を生かして、近づく異形の姿を見つければシェットラント達に届く前に薙ぎ払って魔法陣の完成を見守っていたが、魔法が発動して程なく、空を覆うかのような巨大な炎の鳥の影が空に姿を現すのを見て取ると>>170腰のクレイモアを抜いて、頭上に掲げる ]
来たれ、我が騎士達!
[ 朗と響く声と共に、砂の広がるばかりだった村の手前に、重装備の軍勢が現れる。
騎馬の騎士隊と、大鹿に騎乗したエルフの戦士の一隊、重い斧を担いだドワーフの一団もいる。
異なる種族の混成部隊でありながら、互いの死角を補うように一体のものとして動くその軍勢は、レオヴィル王の号令の下、魔の蹂躙から世界を護り続ける者達の写しであり、ここで得た新たな仲間を守ろうとする、男の心の顕でもあった ]