人狼物語−薔薇の下国

496 天穹迷花


神将 レト

[ そんな話の合間、近づいてきた冬花が差し出した組紐にぱちりと瞬く ]

え?そんな大事なもの、俺に渡しちゃっていいのか?

[ 優しい水気の宿る組紐は、彼女の木気を高め支えるものだろうに、と、とまどうように問い返すが、それが自分を気遣う気持ちからのものだとは分かったから、結局素直に借受けることにした ]

ん…やっぱローズマリー様の気は優しいな…大将に妬かれねえといいけど。

[ 冬花に倣って、組紐を右手に巻きつけながら、そんな軽口を叩いたのは、半分以上照れ隠しだ ]

(183) 2018/02/06(Tue) 00:51:00

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