[少し沈黙し。] なぁ、タクマさん。 ゲオルグさんは――助けられるって判断して、この作戦、したんだよな? だとしたら、すげぇなぁ。 俺、全然分からんかった。 すげぇなぁ、あの人。 俺とまったく違う世界、見えてるんだろうなぁ。[ため息混じりに感嘆の声。] ……もっと学べば、俺も少しは色んなもん、見えるようになるかな。[呟きと同時に、改めて決意した。この戦いが終わっても、軍に留まる事を。守る為に、救う為に。その力を得る為に、学び続ける事を。*]