― 回想:戦場 ―
[>>171……なるほど、確かにあれは迂闊に前に出ると死ぬ。
けれども。大振りの大剣はその分、死角も生まれる。かつ、戦果に功を焦ったか。その動きは敵を薙ぎ倒すよりも、威嚇の色が濃い物に見え。]
将を射んと欲すれば、先ず馬を射よ。か。
……正しく、典例だな!
[大型の獣は、愛竜で慣れている。
単騎駆けの純白が突出し、完全に浮いたその一瞬。>>138褐色の罵声に微かな笑みを浮かべ。馬目掛けて、敢えて正面へと短剣を投擲する。
馬が揺れれば、その隙を。剣が落ちるなら、恐らくその隙を突けよう、と*]