[だが、その心も思い返してみれば。
この場で最初、彼女が動いている姿を見た時の感想は。
紛れも無く、嬉しかったのだから。
現実であり現実でない、既に遠い過去のような船からの脱出時。
彼女を両腕に抱きかかえた時の驚いた――真っ赤な顔。
照れながらも首に腕を回してくれたこと>>6:218。]
ははっ、お姫様気分もたまには良いだろう?
俺が誘ったのだから、これ位はしないとな。
それにしても顔が茹蛸のように真っ赤だぜ、お姫様?
[当時はこのような事を言っていたか。
青白いイカ>>7:+16が今度はタコだ。
あえてロマンを感じさせない言葉を使う理由も、彼女なら十分に知っているだろう。]