…食事は。
[カレルはまだ布団の中にくるまっていただろうか。
きっと摂っていないのだろう、と判断しながら、同期の作った料理を机の上に載せる。
と言っても、毎日ではない。
甲斐甲斐しく世話をするのは男の主義ではない。それに彼はクレステッドに懐いているから。
第一、一応青年の方がEsの入隊歴は先である。]
―食器は外に置いておけよ。
[それくらいは動け、と。
―外に食器の載った盆が置いてあれば、ドールが回収する筈だ。
そう言い置くと、男はするりと青年の部屋から出て行く。
オズワルド達といる時のように何か多くの事を話すわけではない。
気まぐれに会いに行き、言葉を交わす。
男とカレルはそんな関係。*]