『王はこう申していますが王にとって妹姫は大事なおかたではありますし自国の姫についていうのはなんですが好人物ではあります……ただ、ええ……我が国の…とある女騎士に憧れておりまして……その薫陶も受けておりますので……」
[無理だったらいいんだよ。そんな目で主従はリンデマンスの王を見る]
「…珍しいことではないのだがな。才能の有無はともかく、ドゥーハンの女性というのは、マドゥーラ殿のような気質のものが多いのだ」
[これは国民性なんだよ。というアピールもする
そうやって、多重に含めて、薦めはするが強制でないことはいう。というのも]
「身近に騒乱のよい教材があったからな。リンデマンスでブリュノーの二の舞などごめんだ。特にこれから数年はな」
[数年。といったところで、王は目を細め鋭い視線でリンデマンス王と相対する]