[約束をしっかりと交わし、シロウも涙を拭う。
何時もの通りに、ニヤリと笑って。]
良いって事よ。
お互いさまだろう?ありがとうってな。
[何だかんだでシロウもその軽口に助けられているのだ。
そして、何時の日にか。
きっと逆に、シロウからありがとうと口にすることもあるだろう。]
祝杯を挙げようぜ。
友の帰還だっ!
[そうして、辺りからはわあっと声が挙がり。
祝宴が開始された。
なお、報告書には探索隊は成功とあった。
調査範囲内に何もない範囲が分かった事こそが成果、と帰還の報を受けてシロウが根回ししていたらしい。**]