[なるべく淡々と、感情を滲ませないよう気をつけていたが、最後に懇願するような切羽詰った感情が溢れた。]
だからいますぐでなくていい、カタリナの都合を待つから。”何やってんだ!”って喝入れて欲しいんだ。どうも俺、定期的に誰かに怒られないと駄目っぽい。
……君に頼っていいかな、俺?
[それから、あー恥ずかしいこと言っちまったわーと真っ赤に染まった顔をごしごしこすり、階段の下から二番目の段に腰を下ろすと、さて今度は君の話を聞く番だと表情を引き締める。]
その代わりと言っちゃなんだが、教えて欲しいことがあったら遠慮なく言えよ。**