…………?[しかし、幸せの裏側には宜しくないものが付いている。絹のシーツを捲るつま先に感覚が無い。妙だと視線を遣れば両脚の先が硬い石のようなものへと変化しているのが確認出来た。光を通し、弾く結晶。オズワルドの見立てはそのようになったが実際の所はどのようなものなのだろう。……ともあれ、進行は遅いようだ。それならジェフロイには報せずにいよう、今は彼の全てを受け入れる事が先だと、脚の先をシーツに埋めて隠す事にした。]