ほんと?其れなら嬉しいわ
だってお気に入りの本なんだもの。毎回楽しみにしてるの
だからモチベーションにつながったのなら良かったって思う
[彼と話してる今だけ。背や足の傷も託された願いも
全て忘れてひとりのローズマリーに戻れている事に
私はまだ、気づかない
それでも今は彼と話すのが、楽しかった>>174]
ふふ、葉桜も乙なものよ
むしろ碧のカーテンが素敵だから木漏れ日の中お昼寝するのもリラックスできるわ
とはいえ桜の季節に間に合わないのは残念なんだけどね
[なんだかんだいって桜は見たかったのだ
――でも声を殺して笑うのにはちょっとだけ頬を膨らませた
階下の喧噪、彼も嫌な予感を感じたのだろうか
一瞬だけ彼の手で覆われた自分の手。それに心臓跳ねさせながら
一緒に階下に向かえば――]