―執務室―[王宮の決着後、私は途中で出て行った外務長官フィオンに会いにいく。執務室の扉の前でノックをすれば彼はそこにいるだろうか?アイリは今度の出廷にあたり、予め王への進言用に用意していたものがある。 それは要塞より北、国境を分かち合う隣国に属する城の詳細な構造図。これを出すかどうかは話の流れしだいだが、彼の考えやウェルシュ王子に目をかけられていそうな彼にウェルシュ王子のことを聞いてみたいと考えた。もっとも、ソリが合わなければすぐにも退室するだろうが。*]