君は…
[大丈夫か?と続けようとした言葉は、しかし呑み込まれた
壁にもたれかかっている様子や怪我でふらふらしている様子を見て>>163声を掛けたのだが、傷が癒えていく様子が見えたならば微かに目を見張る
“怪我や病気を喰らう”という特性を持った珍しい動物については何度も勉強した事があった
確か、アキレアは確か人間の治療に使用する事は不可能>>160だったのでは無かったか]
ーー触らせてもらってもいいか?
[だからだろう、いきなりそんな不躾な事を聞いてしまったのは
少しでも嫌がる素振りを見せたならすぐによく謝るだろうし、もしも許可をもらってもほんのわずか撫でる程度だろう]