―中庭―
……退路確保したんだな?
じゃぁ、後は、増援が来る道を封鎖する作業に入ったか。
分かった、何かあれば直ぐに連絡してくれ。
って、あー……。
[ディークの自室から広間へ戻る途中、通信機から通信があったので、歩きながら対応していたら、うっかり中庭に来てしまい、苦笑いをしてしまう。
しかも、先客が居た>>177様なので、会話を聞かれたら気まずいな、とは思い、話し掛けづらい。
が、静寂に包まれたこの空間に佇む青年の雰囲気は、明るさや元気さを感じれなく、ついつい此方から声を掛けてしまう。]
どうした?
参加者気分になれなくて落ち込んでるのか?
[最初に話し掛けた時、参加者なのに自警団員として振る舞った彼は、慣れぬ立場に戸惑ってるのだろうか、と思ってみるが……。]