……なあ、ディーター。
おれまだ……オットーがさ、
いつもの調子を崩したところ、見た事がないんだ。
[カタリナとディーターの嘆く様を見た。フリーデルの荒い声を聞いた>>110。ジムゾンの声が響いていた覚えもある>>1:159。揺れるシモン>>1:171と話したとき、そこに滲んでいた今の状況に対する葛藤は、本物だった>>3:283と感じている]
だから、オットーが狼だって言われたら、
ちょっと腑に落ちる、ところもある
[いつもと変わらないオットー>>15になら、確かに、救世主になれる>>120と言えることも出来たのかもしれないけれど――ヤコブにとって死は重いものだ。人間なのに何の動揺もせずにいられるなんて、これまで見た中に上手く演技をして見せた狼がいたなんて、信じ難い]