……さっきも、言った、けど。俺は、俺の大事なものを護りたい。でも、そのために誰かの大事なものを、否定したり壊したくない。……だから。『だいじなもの』をちゃんと持ってて、その『だいじなもの』に、思われてるあんたを、否定、しない。……あんたを否定して、壊したら。御先祖が見たかったものと、俺が見たいものが、見れない、から。剣に託された、一番の、願い、が。『平穏な世界』を求める祈りが、潰えちまうと、思うから。[だから、とここで一度、言葉を切って]