先程、おれはここでタクマという男と出会った。
見つけた隠し通路──ああ、その壁龕とは違う──の先を探索すべく、蝋燭を手に入れて戻ってきたところだ。
時間がかかってしまったし、一緒に行くという約束をしたわけではないんだが…
[タクマがひとりで探索に赴いたならそれで構わない。
ただ、危険であろうとは思う。
と、そんなタイミングで、アルビンが条件(?)つきながらも協力しあいたいと申し出る。
「故あって」とか、言葉を封じたままとか、一癖ある連中が多いことだ。]
何人が「団体」に当たるかは知らないが、
その窪みに嵌りそうなものについて、注意しておくことにしよう。