――――…おい、天倉。大根だ、大根が供えられてる。
[本殿へと着いて口を開けばまずそれ。
これは何か意味するものがあるのだろうか、それとも
地域住民の心からの供え物なのだろうか。]
しかし立派な大根だし、何か意味があるんだろうな。
凄く瑞々しいって、それだけ愛されているってことだものなあ。
ここにおわす金山彦命も美味しく頂いていると信じて―――
―――急急如律令!
[静かな境内では流石に大声は出せないと、声を抑えての
2度目のまじない。
両手を合わせて参拝するその最中、下りた加護は…20(20x1)]