「そういや、偵察隊でも放って森のほうに不審な影があったとでもいってそっちに行くのもありじゃねえか?」 …必要なときはそうするか。[一人が思いついたように告げる言葉に頷く。 敵に備えるにしても側面から攻撃をするにしても、悪くはない。様子見のために前線からも外れられる口実になる…と、そんな先の行動を考えながら、味方部隊の後退位置、はぐれた部隊の一つはラートリー隊>>124への合流へと向かった*]