…おっ――
[そんなものにやすやすと引っ掛かるつもりはないから、断りを口にするより先に、ルートヴィヒがバッサリと切り捨てる。
罠で、グルだと思っているから、驚き見上げると浮かぶ表情にまた驚いてしまう。
差し出された手を取り、頷く。>>170
驚いていたから、送れて何を言っているんだと視線は、驚きに変わる。
何を言っているのか。それしか出てこない。
だが、これももしかしてと思う。思いたい……。
思いたいから、ルートヴィヒにつれられて背を向けるから顔だけ男に向けて]
何か勘違いしているようですが、それは私のものではありませんよ。
[とだけ告げ、後にする。
プールサイドから出る前にボーイから荷物を受け取る。さっと着ようとするのにまた手伝われたりするが今度は何も言わない。
気になる事が他にあるから。
すぐに聞きたい。聞きたいが、どこで誰が聞いているか解らない。
部屋まで我慢をする事になるのであった*]