[チャージMAXを待つ間にも、周囲は動いていく。見知らぬ、あるいは知った誰かと、色々なものを超えてその瞬間を共有できる空間。ここでなら、リアルの余計な事は一切気にしなくていいから。だから、少年時代の――『力ある子ども』《グロリアスチャイルド》として目覚める前の自分は、ここが好きだったんだ、とふと思い出す。あの頃は、別の理由で自分が異端である、という認識を手放せずにいたから](……ま、だから、なんだけどね。)[その場所を、自分の存在が壊してしまったような罪悪感。唐突な『力』の覚醒と共に、あの頃の自分を苛んでいたもの。それは、今でも棘の如く刺さったまま、ではあるけれど]