人狼物語−薔薇の下国

526 電脳世界の挑戦者たち


統合宇宙軍少尉 メレディス

[チャージMAXを待つ間にも、周囲は動いていく。
見知らぬ、あるいは知った誰かと、色々なものを超えてその瞬間を共有できる空間。

ここでなら、リアルの余計な事は一切気にしなくていいから。
だから、少年時代の――『力ある子ども』グロリアスチャイルドとして目覚める前の自分は、ここが好きだったんだ、とふと思い出す。
あの頃は、別の理由で自分が異端である、という認識を手放せずにいたから]

(……ま、だから、なんだけどね。)

[その場所を、自分の存在が壊してしまったような罪悪感。
唐突な『力』の覚醒と共に、あの頃の自分を苛んでいたもの。
それは、今でも棘の如く刺さったまま、ではあるけれど]

(181) 2019/11/24(Sun) 00:04:05

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