― メイン・サロンに向かう途中 ―
[ カレルの言葉>>144を聞きながら
過去形であるということは
もう会えない誰かなのだろうか、と思う。
…ロー・シェンの兄のように。
奇しくも似たようなことを
相手も考えているとは気付かないまま。 ]
僕は元々肌の色が黒いし、
その上野ざらしの遺跡へ行ったりもするから
この通り浅黒い色ですっかり定着してしまったけど
君の知り合いも似たような理由なのか?
…さすがにそこまで似ているのだったら少し怖いな。
[ 更には、冗談めかして口にした
"自分と似ているらしい誰か"と
己に面識があるなど、思い至りもせずに ]