― 学校跡地・臨時執務室 ―
あの件に関しては、ですよ。
御本人がそう仰っていました。
[密かに呼ばれた時の会話>>2:324を思い出して小さく訂正を入れる。>>155
確かにリエヴルは滅多に他人を信用したりしない人だった。だからこそ自分が呼ばれたのだと思う。一部の例外を除いて一定の距離を置いていた自分なら、感情を横に置いて切り捨てられると思われて。そして実際、そう動いたのだから]
敵の手にある時点で確証など得ようがありません。
それを残すような人物ならもっと早くに何か気がつけている。
……いえ、この部分は堂々巡りでしょうからやめましょう。
結局は優先順をどう置いたか。そういう話です。
[睫を伏せて一度目を逸らし、それから金色を見据え直して問いを投げた]