[ もしも、いつか、僕が 自分の兄のように、"君の兄"のように、 大好きな君を殺そうとする時が来てしまったら。 その時には、 "君"を守る為に。 "僕"が理性を失う前に、"僕"を殺して欲しい。 ][ 託した箱が開けられる日が来るのかどうか。 それはロー・シェンの知るところではないけれど、 "箱"を彼女に渡したのは学者なりの覚悟の現れだった。* ]