っ…………お前たち、下がっていろ![鋭く、指示を出す。別の部隊の兵ではあったが、隊長格のラートリーの姿に思う所があったらしい。殺気を帯びた声音に。ウシャスの声が、低く、訝し気に。] ――――……大丈夫だ、ウシャス。 ……連れて帰ろう。 そして……いや。……全ては、そこからだ。[戸惑う愛竜に、囁く。もう、望む事を躊躇わない。いつかの傭兵の言葉に、手綱を取る。連れ帰り、話を聞いて。そうすれば、きっと……きっと、“最善”が浮かぶはず。]