[長く長く落下した先。(その感覚は過去にどこかで知っている)祭壇めいた魔導炉が息づく。(天の正反対にある、決して相容れぬ力)ディークはカードで自分をバウンドさせて落下の衝撃を相殺し、魔導炉を踏まないよう、宙に浮かせたカードの上に立って、その光景を見下ろした。あまり近づくと、魂が染まってしまうような──危機感が脈搏つ。] しゃべった…?![空間に波動が反響して肌を揺らす。 それを声として認識する。]