[星の鏡を実体化させようとして、魔力が足りないことに気が付いた。残された、たった一つの小さな透明なジェムを使って、星の鏡を実体化させる。]僕にしかできない唯一のことがこれ、です。[もし、ここで力尽きることになるのなら、せめて、慕っていた担任の先生の、生徒を大事にしてくれる先生の宿命の星を見てからにしたかった。]