[>>166流れた視線の先にいた軍医の反応で異変に気付く。>>169その直後に爆発が起きれば、右手で顔を庇いつつ何とかその場に踏み止まろうと足に力を込めた。熱風と煙に晒されて、男の顔は歪む。]くそ…っ![――密偵が何かを仕掛けてきたか。男は拳銃に取り出し、安全装置を外そうとする。左手がうまく使えないのがもどかしかった。副長を守らねば、と視界の危うい中、彼の方へと向かおうとした。**]