― 疾風の精霊の領域 ―[今感じているのは、一言で言えば、わくわく。何が見れるか、何をぶつけてくるのか、そんな期待感。その先に何があるか、よりも、今この瞬間が全て──と。思いながら初撃をかわし、返し刃を受けつつ連撃を叩き込む。>>160]……んのっ![初手の二撃には手応えが返るが、続く二撃はサーベルによって止められて。それでも退かず、角度変えての連打に切り替えようとした矢先、上で風が鳴った。>>161]