……ん。
[>>170いい先輩、という言葉には小さく頷いた。
回る側で役に立つ可能性は低い。
ならば、回収係として少しでも早く──という意思をさらりと汲んで背を押してくれた。
こういう時には頼りになるのだからかなわない。
コンサートの演目は予めに出されていた筈。
それを見てからシフトの調整だって出来ただろうに。
その理由≠知るのはまた後の事。
手分けして、というのには同意して。]
それがいい。
だけど、ふたりとも気を付けて。
[彼が幼い相棒を危険に晒したりはしないと信じつつも、そう声を掛けた。]