[説明不足、を詰るは勿論、不服に思う事も無いままに、端的に返された言葉>>170に、なるほど、と頷きを一つ。しかし、そんなことよりも。] ……アマリリス…[まるで主の髪の化身のようにして、花開く紅の花。自国での、その花の愛称を呟いて、ふと思い出すのはここへ至る直前の事。死ねない、理由。敗者の抱いた正義を喰らった以上、勝者は勝ち続けねばならない。より強い光放つ正義に喰らわれるまで…そう、かつて己に説いたのは、王を討ち取ったばかりの養父であった。]