− 月下の逃亡 (回想) − >>113続き[己の孤高を月になぞらえて自己陶酔に気を紛らわせていたところに、不意に呼びかけられてベリアンは跳ね起きる。]>>75 …どう、 して。[問うたのは、道なきみちを踏みわけて姿を見せたのがガートルートだったからだ。"女魔法使い"ではなく"魔女"と呼ばれるほどの実力者。だが、「怠惰」の二つ名が示すとおり、こんな仕事を引き受けるような人ではなかったはず──]