人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


純血種 アプサラス

― 西の塔 ―

[どうする心算かと問う息子の声に、すいと視線を流し>>166]

 ……、そうねぇ。
 貴方は道中のお役目も済んだ事だし、もし加勢をと思うなら、
 行ってくれて構わないのよ?

 このお城の敷地内くらいなら、何とか範囲内の筈だから。
 多分それより先に、紹介状も持たないお客様の結界に
 引っ掛かると思うわ。

[求められた物から逸れた答えを返し、微笑んだ。
血を直に注ぎ込んだ唯一の息子の気配なら、一方的に結んだ呪と相俟って、ある程度距離を隔てても感知できる。
それ故、対になる制約を破らぬ限りは、彼の挙動が封じられる事はないのだと。

――不意に身体が部屋ごと揺さぶられ、冷めた微笑が、微かに強張る>>132]

(180) 2014/02/19(Wed) 22:08:21

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