― 氷の橋付近・B ―[おそらくシロウは何時かの試験のペイント弾のように、弾丸すらその刀で弾くのだろうが、それでいい]先生、悪いが殺しすぎだ……ご退場願うぜ。[刃と弾がぶつかった瞬間、弾にこめられていた魔法が破裂する。夜闇に、青白い閃光が爆ぜる。現在で言えばスタンガンのような重い電撃が、シロウの身体を走り抜けた。丁度その頃、視界の端に白い靄がかかり始める。別の場所で何かあったのは明らかだったが、今はこの場から動けずにいた**]