ごめんごめん。なーんか言いやすくてさ。
[たははと言っている間に、自分よりも年季の入った指先がこちらの頬を軽くつまみ。
なんだかこそばゆくて二ヘラと笑う]
じゃあクレメンスさんで。
ほうほう、宝探し。
宝探し、いいじゃない いいじゃない。
未だ誰も入った事のない迷宮に眠る宝。
古代の盗賊が隠した未知なる宝。
失われた王国と共に消えた遺されし宝。
夢がいっぱい胸いっぱい。
今からでも十分いけるんじゃないかなぁ。
[本当に行くかは分からないけれど、なかなか面白い旅にはなりそうである。
そこに至るまでの道中では、彼の盗賊としてのスキルは大いに役立つと思うけれど]