――帝国軍拠点――[ともすれば固いとさえ感じるカレルの様子に、苦笑いが零れた。] そうか。 なれば、戦場での働きに期待させて貰おう。[かつてのように、共に紅茶を楽しむことも出来ない。今では、互いに背負うものがあるのだ。一歩下がる姿を見ても、その面に寂しさが浮かぶこともない。]